お題:句
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- わたくしのわたくしによるわたくしのための文句を言う飲みの席
- ほつほつと句点のやうなさみしさが夏の炭酸水に消えゆく
- 一発目の花火が上がる 初句六音みたいに夏は始まってゆく
- 吹き出しの別れ話に「うん」とだけ二の句も息も継げずに三日
- 美辞麗句ばかりが並ぶ説明書上辺ばかりの私を笑う
- 句跨りするようにして軽やかに今日から明日への虹をわたろう
- 結句から滲む疲れに今日はもう休んだ方が良い気はしていた
- 生き終へるすべてのものへ降る雨の波紋はいのちの句点ように
- 通販の謳い文句に騙されず自力で痩せるそれもまた夢
- 上の句と下の句だけの断片でモンタージュのよな歌できあがる
- 胸のなかぐるぐるしてる文句ども夏空めがけ投げつけてやれ
- 句を詠んで歌を描いているだけの人生でした意味は自分に
- 左手をご覧ください見えますは句点を怖がる大人たちです
- 滅びへの道筋を整えられて句点のように見える日の丸
- 癖のある句読点の使い方個性がひかるあなたの手紙
- 句読点ばかりの文を書いて消し書いて消しては恋文となる
- これからが不穏なときの常套句みたいに雲のくろぐろと来る
- 情景が豊かに溢るる上の句に継ぐ句なくただ予感が残る
- 黒革の句集を出して秋を待つ紅葉の繁る十年間は
- 上の句へ下の句繋ぎゆくように阿吽の呼吸続けばいいな
- 君のこと歌にしようと思うけど何でか下の句が継げなくて
選歌した人
といじま古泉ロッカ山口絢子あさきまほろぱりん瀧秋野茜霧島絢三識堂ジュンしろくまlocalpocky遠藤雄介おかざkey有村桔梗高橋ぴょうる
