お題:昨日のお題からどれでも
マーク表示
投票が完了しました!
ログインしてハート投票可能。音符はどなたでも投票できます。
- 鉄籠を放たれ惑う蒼き鳥東風たなびかせ立志を胸に
- ベランダで帰らなかったくつ下の痕が夕陽に夏めいてゆく
- 面会が限られていたコロナ禍で父に聴かせるドヴォルザークを
- いじめられ泣いて寝た子のかたわらでミシンを踏んだ音のない夜
- とんとんと寝かせるように母さんが使うミシンのあたたかきこと
- ミシン目のように等間隔刻む足あと途切れ 跳んだみたいだ
- 林床に光が届く譲り合う樹冠の隙間に青空の見ゆ
- 同窓会行かないことに決めた夜苺ショートを2つ買い来る
- 雨粒を巧みに避けている気持ち夕立つ道を立ち漕ぎすれば
- 「沙羅双樹」いいえ私が聞いたのは狐の面の貴方の名前
- 完全に夏めく日差し わたくしは揚羽のようにゆんるり生きる
- 君が夏めくとたちまち街じゅうに氷の文字が並びはじめる
- 明晰で容姿端麗家庭的あと1分で会敵となる
- 夏木立ミンミンゼミの鳴く午後に帽子ふたつが駆け出してゆく
選歌した人
コレント梓乃ayainu
