お題:帽子
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- 「ごきげんよう」帽子を外し会釈する帽子に負けないわたくしですのよ
- 改札で帽子をぬいだりかぶったりしているうちに君は現る
- しいの実で重たい帽子企てた保育園脱走計画
- 母子像に帽子を被せた少年はその日のごはんをおかわりした
- 麦わらの帽子にハイネと木漏れ日をいれて眠れば夢で逢えそう
- コンクリートを彩っている帽子 いつかは空を飛んでいたのに
- 春の野につくつく帽子と言うべきの帽子をかぶった土筆が揺れる
- へんてこな帽子でさえも似合うから君の試着は二時間二分
- マジシャンの弟子はNIKEのぼうしからそっと三日月を空へ浮かべた
- たんぽぽのひとつの花に種ひとつ百を超えたる綿帽子の種
- 飼い犬に麦わら帽子を被らせる優しき主人の頭は無防備
- 帽子から鳩が出てきてくれなくて今日という日がもう終われない
- 制帽を皆一斉に投げ上げて卒業祝う同期の桜
- 散歩には欠かさず被る帽子さえ風に誘われ飛んでいくわね
- ひだまりに麦藁帽子 小鳥らも立ち寄るだらう東屋として
- 灼熱の記憶を肌になじませて麦わら帽はケースに眠る
- おじさんの帽子から出る白い鳩、子猫、もらえなかった花束
- 咲く花を摘んで帽子にかぶるならきみが植えてたキキョウがいいな
- お勧めがマロンケーキに変わってもペコちゃんはまだ麦藁帽子
- 卒業式帽子が空を舞っており僕らはどこへゆくのだろうか
- ほんとうは寝癖を隠すためだった帽子を人にほめられている
- 行く夏を追いかけるごと突風に高く飛び立つ麦わら帽子
- 一列に進む黄色い帽子たちその行く先にただ平和あれ
- ふるさとの駅に降り立つ夏帽子右手を振れば両手を振った
- 帽子屋で鏡の中のわたしたち似合わない未来ばかり試した
- 青色の帽子で街を行く人の後ろにおこる爽やかな風
- ぐいと深く帽子をかぶる交差点 泣き顔なんか見せたくなくて
- 飛ばされた帽子を追わないひとがいて麦わらはもう川のものです
- 人生を誓った日から髪は減り君へと贈る帽子をポチる
- 麦わら帽ゆびでくるくるまわしてる君の機嫌がよく分からない
- 気がかりが脳をはみ出して膨らんでロココ時代の帽子みたいだ
選歌した人
つきひざ山口絢子おかざkey栗田拓葉月ままこ彩寿秋野茜ハウルの動かない黒子しろくま若山かん菜白川侑奈ハッチ井田伊奈薄荷。雪原あおい和の一字を名前に貰う域千星ぱりん類寺山恵真島朱火藤瀬こうたろー大山歌胡風鈴12月の雨
