お題:歩
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- 川も海もないけど広い花壇のある街をゆっくりゆっくり歩く
- 歩いても辿りつけないきみだけの暗がりの花に咲く月明かり
- 背の高い君の景色を知りたくて歩道橋から夕日を眺む
- 裏返って裏返って裏返って裏返ってその場でまわりつづけるのよ歩
- めづらしく雪の積もらぬ年末を歩けばすこしさみしがる影
- タワマンのように昨日の2万歩は手のひらの棒グラフに聳ゆ
- 歩かない歩きます歩く歩くとき語呂のよすぎる五段活用
- 夕焼けと歩幅を合わせ歩みゆく誰もしらない小さな町へ
- 眠れなかった夜が明けてく悩まない犬と歩いた朝焼けのなか
- ボン・ジョビに埋もれて歩く街並みはみんなロックに見えて生きてる
- 蕗の葉の傘で都会を歩きだすサカナクションを口笛で吹き
- 「熟年の趣味」で検索した父が迷った末に選んだ「散歩」
- クマが出るかもしれないと怯えつつ歩く渋谷のあの交差点
- 反対の乗り換えをする大群に逆らいながら歩き続ける
- 歩けないときは木となり花となりゆれてるだけでこの街の風
- 父はもう一人の夫に戻ってて一緒に本屋を歩けなかった
- さよならの代わりの握手ここからはひとりでだって歩いていける
- 散歩道光る川面を横に見ていつものように図書館へ行く
- 陰渡り照らされまいと歩いてた日向の暖炉今は求めて
- 二足歩行し始めたる一歳のころんで泣いて 泣いて笑って
- 顔にしか見えない影はさまざまに物言いたげな夜だ 歩こう
- 傘なしで行けそうなんて君のこと信じるように踏み出す一歩
- 黄昏に遠回りした遊歩道キミを彩るイルミネーション
- ステージを降りて歩いていく君の背中へ振り続けるペンライト
選歌した人
つきひざ栗子守熊あをいぺぺいんフユぐりこゆっくんがあらわれたlocalpocky木挽町紀行桐花 汐よみひとしらずTeku電遊亭求愛剤なゆた@短歌渡沼冬樹しろくま瀧三木絵糸有村桔梗はるかぜ葉山きらり
