お題:鳥
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- 迷いつつ出した答えを抱きしめて鳥籠はもう振り返らない
- みずうみに浮かぶ水鳥ばかりです緊急らしいまひるの会議
- 図鑑など捨てました みなはてしない旅に命を燃やす鳥たち
- 山々の夕陽背中に受けて飛ぶ鳥も我らの帰り見送る
- 鉤爪の痕を抱えた枝先が今も翼の真似を続ける
- 諍いを止めず冷めたる心もて窓の向こうの鳥を見ており
- 家ならび道路がはしる 神社からかなり遠くの鳥居までの間
- しかたなく鳥と名乗った光輪は見える人にしか見えないから
- 糸の切れた凧は自由を手に入れてやがて気づいた鳥ではないと
- 越えられぬK-Pgの境界を鳥盤類が化石で語る
- 雛鳥を亡くしたときも鶯は春を告げてる声色で啼く
- 空までの助走路として人生は 鳥になったら星を食むんだ
- 冬の朝汀の浜を突く千鳥波を避けてはまた走りゆく
- 鳥籠で風を飼うよう私では君の居場所になれなかったね
- やさしさを履きちがえては逃がされて生きていけない鳥のあること
- アラームの聞こえるほうへサバンナの象から鳥が羽ばたいてゆく
- 文鳥のつがいはとてもむつまじくよく子を育て理想の夫婦
- 島に似た鳥がいました誰もみなそれが鳥だと気付いてました
- 電線の鳥の重みで揺れながらきのうの空がこぼれ落ちくる
- 水鳥の姿が消えて川面には凪が訪れすっかり春だ
- 電線を失ってゆく鳥のごとミニストップの跡地を過ぎる
- 近ごろはスズメをあまり見なくなりアメンボも消えリアルなホラー
- ものがたりの終はりのやうに白鳥の群れをしづかに見送つてゐる
- 鳥らしく空を飛べないペンギンが鳥らしく舞う海のあおぞら
- 天国の母へ風船飛ばします真白き鳥よどうぞ届けて
- 鳥にだけ見える地上の星たちは汗にまみれて微かに光る
- 歳重ね自然のものに敏感に これが噂の花鳥風月
- お菓子箱褪せゆくロゴの列の中 青い鳥だけ空を離れず
- 鳥めいた木の葉の群れが火星まで届くことさえ叶わないけど
- 多数派に馴染めないから焼き鳥を串から外すしレモンもかける
- ほーほけきょけきょけきょけきょと公園に光と降らす春のスヌーズ
- 鳥籠に心までもは囚われず飛べるということ知っているから
- 雛たちの巣立ちの前の羽ばたきのごと卒業の子ら壇上へのぼる
- 雛鳥の鳴く声のする駅前に訪れたのは春と命と
- 三月の踊り場に立ち太陽を背負って翔ける鳥みたくきみ
- 一目惚れ胸の鼓動は高鳴りて揚げ雲雀のごと空へ昇り行く
- 鳥が飛ぶどこまでも飛ぶもう二度と会えないひとが見ている空を
- 椋鳥の大量発生隣町追われてここも旅の途中か
- 雪解けの池泳ぐ鴨悠々と 平和は不断の努力によって
- 飛ぶ鳥のまぶしさは背景の青空が持つものだから返して
- 雨上がり頭上で鳴いている鳥の言っていることわかる気がする
- 緑啄木鳥の 鳴く声響く 山間に 注ぎ溢れる 陽溜まりと春
- 何となく通勤電車を乗り過ごすスーツと空とぽつり海鳥
- 飛べないと生きていけない鳥を見てそれでも自由だなって思う
- 旅をするようにうたえばどこまでも澄み渡りゆく留鳥の空
- 「出身は時計ですよ」と言う鳩に「ご苦労さま」と伝える鳩
- 人はみな胸のあたりに鳥をもつ鳩尾という尾っぽなれども
- とりあえずビールと共に焼き鳥を串から外す手際で君は
- 音信は途絶え一緒に鳥になる約束をした丘に立つ杭
選歌した人
十付つきひざ星野めいてる知人梨花栗田拓三浦なつ伝田ちひろ雅佳翠柳木圭ayainu海百合電遊亭波春たいらりょうえんとつカフェあしかコタローゑゑヰあゝひろうた あいこ水沢穂波佐竹紫円白雨冬子charlieナカムラロボまゆきちポリンヌ瀧でちlocalpocky波多めく
