お題「昨日のお題からどれでも」結果

歌会日:2026年05月17日 23時30分

  • 陶工の指の少しの動きすらその身に記憶している器
    6点 ❤️ 5+1 🎵 1 2日連続
    他のコメント(4件)
    良い所:焼き物の地肌には陶工の指の跡が残っている。言われてみればその通りなんですが、それを器が記憶していると表現されているところが斬新だと感じました。
    壁上土
    良い所:着眼点がすごいと思いました。機械ではなく陶工の作だから、わずかな揺らぎのようなものまで器は記憶しているのですね。
    詠み人知らず
    良い所:陶芸をこよなく愛すお歌と思いました。
    たろう
    良い所:器を擬人化したことで、陶工の指使いを覚えている器が人間以上に繊細な感覚を持っているかのように思えます。陶工と器が恋人同士のようにさえ見えて来ます。
    紅鶸
  • 音もなく夜の水面みなもを滑りゆく舟の擬音を決めかねている
    3点 ❤️ 1+2 🎵 7 次席  最多音符  期待の新芽
    他のコメント(3件)
    良い所:音が無いのに擬音を決めかねる・・・、言い得て妙!主体の静かなる不安な感じが伝わってきます。
    ひらつかちどり
    コメントありがとうございます。思い浮かんだ景を表現しきれない、というのを逆手に取れたかもしれません。
    コレント
    良い所:なんとなく、そのまま、決めかねたままでいそうな気配があります。その気配ごと好きな歌です。
    十条坂
    コメントありがとうございます。迂闊に表現するとつまらなくなってしまいそう、と思う主体を書けました。気に入っていただけてうれしいです。
    コレント
    良い所:車なら「ブーン」、電車なら「ガタンゴトン」が定番かも知れませんが、確かに「舟の擬音」の定番ってしっくりくるものが思いつかないなと思いました。推進力を何から得ているかや水面の状況によって音が変わるからでしょうか。夜凪のときの舟の擬音とは、確かに難題だなと思いました。
    春日草鴫
    コメントありがとうございます。 難題の表現に悶える気持ちがうまいこと歌になってくれました。
    コレント
    コメントありがとうございます。 難題の表現に悶える気持ちがうまいこと歌になってくれました。
    コレント
  • 逞しく生きる力が色なのか鮮やかなりき空き地の花花
    3点 ❤️ 2+1 🎵 3 次席
  • 西日差す隣の席で舟を漕ぐ 君のくせ毛が金色になる
    2点 ❤️ 1+1 🎵 1 三席
    他のコメント(2件)
    良い所:カールしたくせ毛が金色に光っている。とってもほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
    ひらつかちどり
    ひらつかちどり 様 評を頂きありがとうございます。
    水底 沈
    良い所:普段君を直視する事が出来なくても、うつらうつらしている時なら見られる。そう受け取りました。西日のまぶしさも君のくせ毛を通して双方を美しく見せてくれる、素晴らしい景ですね。くせ毛というところがまた愛らしいです。
    梓乃
    梓乃 様 評を頂きありがとうございます。
    水底 沈
  • 置き去りのバケツをブランコに乗せて隣に座る 調子はいかが
    2点 ❤️ 1+1 🎵 1 三席
    他のコメント(1件)
    良い所:夕暮れのブランコにぽつねんと座っている主体の景がバケツ越しに見えてきます。
    ひらつかちどり
  • 舟盛りの舟だけが欲しくて食べた満腹の子がねむれる月夜
    2点 ❤️ 1+1 🎵 0 三席
    他のコメント(1件)
    良い所:舟だけが欲しい子どもの心情の愛らしさは勿論ですが、舟と月の形が似ているというさりげない隠し味もあって、巧みなお歌だと思いました。
    紅鶸
  • 星々のひかりこぼれる群青の夜へ小さな舟を漕ぎ出す
    1点 ❤️ 0+1 🎵 4
    他のコメント(2件)
    良い所:美しい情景が目に浮かぶ、たいへん抒情的な作品だと思いました。小さな舟を漕ぎ出してどこに行くのか、いろいろと想像させられました。
    壁上土
    良い所:きれいな景が浮かんできました。ちょっときれいすぎるかなとも思いましたが、こういう歌が読みたい夜もあります。
    十条坂
  • 原っぱと空き地の区別つかぬまま靴をぬいでる段ボールの基地
    1点 ❤️ 0+1 🎵 4
    他のコメント(1件)
    良い所:段ボールの基地が効いていますね。
    たろう
  • 舟漕げばゆっくり進むまた漕げばまた進み出すことの嬉しさ
    1点 ❤️ 0+1 🎵 3
    他のコメント(2件)
    良い所:こうして少しずつ進んでゆけばよいのだと勇気づけられました。リズムが心地よくて好きです。
    惜しい所:読み進めていくと、進み出す、に少し違和感を感じた気もするのですが、気のせいかもしれません。
    詠み人知らず
    良い所:人生で初めて舟を漕いだときのことが詠まれているのかな、あるいは初めて舟を漕いだときの気持ちを改めて思い出したのかも知れないなと思いました。あまり詳しくありませんが、舟は闇雲に漕ぐと回転してしまったり、水にうまく力を加えられなくて思うように進まなかったりしそうな気がします。まずは水を掴まえる感覚を確かめながらオールを動かして、ゆっくりと進むのがこつなのかも知れません。まっすぐに舟を進めることが出来たときの感動が、また、舟やオールや水やそれらを司る物理法則が、ひいては世界が、主体にきちんと答えてくれているという実感が「嬉しさ」につながっていそうな気がしました。
    惜しい所:特に思いつきませんでした。
    春日草鴫
  • 公園の錆びたブランコきしむ音 かつて響いた歓声にじむ
    1点 ❤️ 0+1 🎵 2
  • 泥舟と狸は沈みめでたしとふ絵本見る子の真剣な眼は
    1点 ❤️ 0+1 🎵 1
    他のコメント(1件)
    良い所:「子の真剣な眼」に何を思っているのだろうと想像させられます。もしかしたら「これで本当にめでたしでいいのかな」と思っていたりするのかなと思うと、すごく聡明な子なんじゃないかと期待してしまいそうです。
    春日草鴫
    コメントをありがとうございます。励みになります。 かちかち山ってなかなか残酷なお話で、狸が死んでめでたしめでたしというのは子供にとってはショックでもあり、それを「真剣な眼」と表現しました。
    壁上土
  • サファリパークを全力疾走するピューマもう帰らないサバンナのため
    1点 ❤️ 0+1 🎵 1
  • 杏の木植えられている公園に杏は散って紫陽花が咲く
    1点 ❤️ 1 🎵 0
    他のコメント(1件)
    良い所:公園の花の移ろいが描かれていて、季節の移り変わりが表現されています。主体は公園を「杏の木」が「植えられている公園」として認識していそうで、毎年杏の花が咲くことを楽しみにしているのかも知れないなと思いました。主体は何を思っているのだろうと想像させられますが、淡々とした語り口に、否応ない時間の経過に対する諦観や、好きな花が散ってしまったことへの寂しさが感じられるような気がしました。紫陽花は綺麗ですが、主体にとって杏の花の代わりには決してならないのではないかなと思いました。
    春日草鴫
    ありがとうございます!
    ayainu
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