お題結果:昨日のお題からどれでも
歌会日:2026年02月09日 23時30分
- 子を抱かぬ時間の増えて少しずつ肌に引かれてゆく境界線3点 ❤️ 2+1 🎵 4 次席
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良い所:境界線は、ひとつに保ちつつ、分け隔てます。初句二句で述べている時期の、子との距離感と、これから先の親子のかたちが見えてきたこととを、よく表しています。惜しい所:ないです。最初、この下句は言いたいことに届いてないんじゃないかと思いましたが、「あ、主体は、子と一枚の肌を共有しているように感じているのか」と気づいて納得しました。白雨冬子良い所:子離れしていく、寂しさが伝わってきました。惜しい所:「時間の増えて少しずつ」意味は分かりますが、言い回しが気になりました。お子さんが成長していく喜びへ方向性を変えるのは、どうでしょうか。ひらつかちどり良い所:子どもが小さい頃というのはよくもわるくも互いの境界線が曖昧ですよね。触れ合う時間が減ること、それは子の自立ですが自立が親子の境界線を濃くする。肌に引かれるという表現がとてもいいと思いました。惜しい所:惜しいところはなにも思いつきません。完成されている歌だと思います。小松百合華 - 水道の水をひたすら飲んでいる休み時間に世界を憎む3点 ❤️ 2+1 🎵 3 次席 期待の新芽
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良い所:「世界を憎む」とは恐ろしい。一体どんな心境なのでしょうか。 作中主体は学生さん? 社会人が「水道の水をひたすら飲んでいる」とは考えにくいので。惜しい所:「世界を憎む」の結び自体はインパクトがあって良いと思うのですが、少し唐突過ぎますかね。 「世界を憎む」に直に繋がるようなアイテム(物理的な)や語句が、明示されていれば、より完成度が増すと思いました。似鳥イワン良い所:小学生くらいの子がとても理不尽な目に遭った歌だと思いました。どこにも年齢は書いていないのにそう思わせる言葉選びと情景の描き方が素敵だと思いました。惜しい所:想像力を掻き立てるとても良い歌だと思うのでこの余白を書き換えることは難しいかなと思います。もしり良い所:学校や友達や親などではなく世界がその時の切実さを表してているようでよかったです。惜しい所:憎むと書いてしまうのも迫力がありいいと思いますが、言い切ってしまわずになにか別の表現でも読んでみたいかなと思いました。三浦なつ良い所:「す、ひ、す、す、せ」という抜けるような音に、「世界」への手応えのなさが感じられます。昼食を食べずに「水道の水をひたすら飲んでいる」と読んだのですが、もし過酷な環境に身を置かれているのであれば、ホットラインに電話をされて、専門の相談員に話を聞いてもらうのもひとつの手かなと思います。惜しい所:「休み時間」という短さと「世界」という広大さが、あまり釣り合っていないような気がしてしまいました。春日草鴫良い所:大人の事情を飲み込むしかない子供の歌と読みました。休み時間を友達とあたりまえに過ごせない。高校生ならもう少しなんとか出来るかもしれないのに。そして世の中を憎まざるをえないわびしさ。つよい言葉が確かな説得力を伴う作品だとおもいます惜しい所:惜しい所は見つけようもありませんでしたぱりん - 爪先を角にぶつけた数秒の宇宙が暗い ひかりが遅い2点 ❤️ 1+1 🎵 4 三席
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良い所:あの一瞬の激痛を「宇宙が暗い」「ひかりが遅い」と表現系されたことが素晴らしいです。永遠にも思えますもんね。もしり良い所:あまりの痛さの表現に宇宙やひかりを使ったところが新鮮で面白いと思いましたかばのあくび良い所:なんとなくわかる気がする、本当になんとなくですが。言葉の拾い方がうまいと思いました。十条坂良い所:爪先から宇宙までの飛躍が楽しいです。爪先をぶつけて踞るときに声にならない内省的なあの数秒はもしかしたら言語化できない速さで哲学的な思考を巡らしているのかもしれません。ひかりが遅いをうまく意味を掴めなかったのですが、スローモーションのように体感時間の歪んだ数秒間というように感じました。仙冬可 - 「大丈夫」ではない量のコーヒーだ 洗えば落ちる洗えば落ちる2点 ❤️ 2 🎵 3 三席
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良い所:「洗えば落ちる洗えば落ちる」の反復は、安心の言葉が繰り返されるほどむしろ不安を露わにするという逆説を生んでいます惜しい所:「惜しい所」と言われても…という高い完成度だと思いますが、強いていえば、「洗えば落ちる」を繰り返さないで、その分の音数で「「大丈夫」ではない量のコーヒーだ」という強烈な上の句を展開する手もあったかも、とも思いますハウルの動く黒子良い所:実話なのでしょうか。リアリティをすごく感じました。惜しい所:特にないです。たろう惜しい所:工夫されたところなのかもしれませんが、「洗えば落ちる」と2回繰り返さず、何か他の言葉を持って来た方がいいように思いました。 いや、2回繰り返すのがいいのかも知れません。すみませんでした。ミルトン良い所:大量の「コーヒー」をこぼしてしまって焦っている主体が自分を落ち着かせるために「大丈夫」とつぶやき、さらに「洗えば落ちる洗えば落ちる」と呪文のように心の中で呟いている様子と読みました。感情と情景がうまくミックスされていてイメージがすっとたちがりました。惜しい所:作歌意図と異なる読みになっていたら的外れなので、すみません。 かっこ書きにしていることから初句「大丈夫」は主体のホントのつぶやき二句以降は心の中での焦りを表現されたのかなと読みました。ただ、一読したときにはかっこは強調する意図で使われていて、上の句は観測者として情景を描き、主体の気持ちやつぶやきは下の句のみで表現されているように思いました。もし初句が主体の実際のつぶやきの意図されたのならもう一つ、例えば句点をつけても面白いかなと感じました。四分木橅良い所:一読、胸が息苦しくなるようでした。「大丈夫」は自分に言い聞かせたい台詞のようで。洗えば落ちる のくり返しは行為でなく願いと読みました。服の染みを気にするというより、こんなことで挫けてられない、汚れたりしない、と惜しい所:惜しい所は見つけらず、とても好きなお歌です。が、事故ではないという読みに基づくので、そこが合ってる自信はないですぱりん - AIにさえ何となくあしらわれ冷えた洗濯物を取り込む2点 ❤️ 2 🎵 1 三席
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良い所:何となくあしらわれが、すごく気持ちがわかります。三浦なつ良い所:AIだからはっきりと拒絶することはない、でも感じたであろう距離感を、何となく、と表現したところが好きです。十条坂良い所:分かるなぁと思いました。AIにさて軽くあしらわれて(つまりAI以外にも軽くあしらわれて)いる主体。冷えた洗濯物を取り込むという行為が軽いセルフネグレクトのようで切ないです。惜しい所:強いて言うなら、「何となく」を「なんとなく」にしたほうがいいかなと思いました。表記なので誤差ではありますが、ひらがなの方が気だるさを表せる気がしました。小松百合華 - 履歴書の痛い部分をつつかれてついカッとなるセキセイインコ2点 ❤️ 1+1 🎵 0 三席
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良い所:結句のセキセイインコで世界がひっくり返る構造がみごとで、可笑しみと余韻が両立していますハウルの動く黒子ありがとうございました。似鳥イワン - 早朝の洗面台に湯気がたち 曇った鏡に浮かぶ「ゴメンね♡」2点 ❤️ 1+1 🎵 0 三席
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良い所:可愛い歌です、おもわずニッコリです。時間差でお詫びの言葉浮かび上がるなんて(笑)。ひらつかちどり時間差のことまで気づいてもらえてうれしいです ありがとうございますかばのあくび - にこにこでただひたすらに駆け回る二歳の君の無限の世界1点 ❤️ 1 🎵 4
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良い所:あたたかい歌すぎます!親からの無限の愛を感じます。二歳の君の世界はとてもまぶしいのでしょうね。惜しい所:とてもかわいい歌で好きなので指摘は難しいのですが、「ひたすらに」が説明的かな?と思いました。無限の世界らしい表現を探すとどうなるだろうと楽しみに思う気持ちがあります。もしり良い所:2歳のお子様が愛おしいことがうた全体から伝わってきますたろう良い所:無限の体力があるのかというくらい駆け回る率直な様子が伝わってきますかばのあくび良い所:幼稚園児ぐらいの子の子守をしたときに、基本の移動方法が走るなんだということに驚いて、その無限とも思えるエネルギーに感心したことが思い起こされました。惜しい所:私が思い起こした子が三、四歳児ぐらいだったと思うので、「二歳」児ってどんな感じなんだっけと、おそらく歌意とあまり関係がないであろうところに引っかかりを感じてしまいました。具体がイメージの助けとなる場合とじゃまをしてしまう場合があるのかも知れません。春日草鴫 - 年を経てこころが痛むことは減りからだが痛むことが増えたよ1点 ❤️ 0+1 🎵 2
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良い所:一読したときは自嘲めいたぼやきのように思いましたが、だんだん温かい気持ちになりました。皆そうだよね、かかりつけ医の待合室の連帯感のような。心が痛むことを抱え続けていたら、それこそ苦しいですよね。自分を守るように心も分厚くなるのかなと思いました。教訓や標語のようにならず、すっと入ってくるのが心地いいです。惜しい所:惜しいといえば、すっと自然に納得できる内容なのでもう一味何かあったら面白いかもしれません。ただ、目を引くことと普遍的な共感は相反することもあるので、このままの味わいが私は好きです。仙冬可 - 桟橋と花の香りがありふれた旅行鞄にまだ染みている1点 ❤️ 1 🎵 1
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良い所:「ありふれた旅行鞄」が、作中主体の行った旅行先の思い出によって特別なものに変わっていく様が優しく豊かで素敵です!佐久早 天良い所:旅行から帰ってきた主体が荷物整理をしているときに「桟橋と花の香り」が残っていることに気づいた一瞬の喜びを描いたお歌と読みました。 初句二句「桟橋と花の香り」は意外な取り合わせで私には具体的な場所がイメージできませんでしたが、そのことでこのお歌にプライベート感が生まれ、にじみ出てくるリアルさを感じました。場所がイメージできない不思議さ・独特さに対して、三句「ありふれた」が対比的に効いていて、旅行の特別感がより強調されているように感じました。 自分も旅に出たくなるような素敵なお歌です。 実景を描かれたのかもしれませんが、そうならばそれゆえにリアルさがぐっと引き立つお歌だと思いました。四分木橅


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